STEPHEN STILLSによると、今年の秋に発表されるアーカイヴ作品は、最終的に莫大な量になると思われる総括的ボックス・セットへとつながるマスター・プランの一部なのだそうだ。

「自分のキャリアを期間に区切りたい。誰も買うことができないような途方もなくでかい作品集をひとつ作るようなことは避けたいんだ」とSTILLSは語る。9月には短命に終わったバンド、MANASSASのアウトテイク集『PIECES』が、10/27には2008年のソロ・ツアーで収録されたCD/DVDセット『LIVE AT SHEPHERD’S BUSH』が出る予定だ。

「ある意味クリエイティブだけど、ある意味ビジネス的でまったく経済的な面もあるんだ。僕のマーケットや、いかにビジネスが厳しいかを考えると、そういうことを華々しくやるという誘惑に負けないようにしないとね。だから、バラバラにやって、それから全体をひとつにまとめてブルーレイで出したら、けっこうすごいものになるはずだよ」

STILLSは現在、MANASSASのボックス・セットを含む多くのアーカイヴ・プロジェクトを計画中だ。また、彼はJIMI HENDRIXと一緒に作った作品に関してEXPERIENCE HENDRIXカンパニーと仕事を進めている。STILLSによると「人々が思っているほどたくさんのものはない」のだとか。ほとんど完成しているのが２曲ほどあり（“OLD TIMES GOOD TIMES”と、仮題のみのもの）、STILLSによるとHENDRIXのセッション・ディスクに収録されることになるかもしれない。それはHENDRIXがJOHNNY WINTERとレコーディングしたもので、STILLSが新しくベース・パートをオーバーダブしている。

また、彼はRICK RUBINのプロデュースのもと、DAVID CROSBYとGRAHAM NASHとともにカバー・アルバムを制作中だ。